「休眠預金」に関する気になる法律ができました
「休眠預金」とはなにかご存じですか?個人が銀行などの金融機関に預け入れて、10年以上出し入れがないお金のことです。
個人が多くの金融機関に口座を開くことは稀ではありませんが、しばしば預金額が少ない口座の場合、その口座の存在自体を忘れてしまうことがあります。
日本全体で見ますと、休眠預金は毎年、1000億円以上になると言われていますからものすごい金額であると言えるでしょう。
これまでの「休眠預金」の運命とは
預金者が自分で思い出すことがあれば金融機関が払い戻していたのですが、これまではそういう休眠預金は50%以上が最終的に金融機関の利益とされてきました。
そういうと「えっ…じゃあ、自分もお金を預けっぱなしにしている銀行に、勝手に預金を遣われているかも?!」と不安になるかもしれませんがご安心ください。
銀行は9年以上、取引がない口座の場合、1万円以上の預金のある口座に関しては、銀行がその口座の名義人に直接通知をしたあと、公告も行います。
預金者が銀行に問い合わせれば、いつでも利子を含めて全額払い戻されるそうですので、自分・家族が休眠口座にしている銀行がないかどうか、定期的にチェックしたほうがよいでしょう。
“マイナンバーを使って銀行が預金者を探し出せばよい”という意見もありますが、銀行がマイナンバーを使って独自に預金者の個人情報を調べることは法律で禁止されています
。ですから当面マイナンバーが普及しても、休眠預金とは無関係です。
気になる「休眠預金」の使い道とは?
しかしこうした休眠口座に眠っていて最終的にその銀行がもらうことになっていたお金が全部国のものになるという新しい法律「休眠預金活用法」ができたのですが、使途についてはまだ未決定です。
NPO法人など社会公益活動を支援するための資金に回すから、その対象を公募で選ぶという案もあります。新法にも「透明性の確保」が大事であると明記されています。国民全体で休眠預金の使い道については議論をする必要があります。
まとめ
休眠預金になっている口座が無いかどうか?今いちど、自分でチェックをしてみて、もしも見つけたらすぐに問い合わせをしたほうがよいでしょう。不必要な口座はすぐに解約してしまったほうが身のためだと言えます。
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